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July 01, 2004
未来の二つの顔
ジェイムズ・P・ホーガン著 山高 昭訳(創元推理文庫)
1979年の作品。
いわばコンピュータ物、ですな。コンピュータは感情を持つか。
冒頭の印象的な場面から、しばらくはやや退屈と思える物語が続くのだが、後半、俄然映画的になって行くあたりからぐぐっと引き込まれる。
きれいなお姉さんとかも出てきて、「スペースオペラ」って言葉を久々に思い出した。
結末はやや楽観的か。人類の前進のために貢献せよ!って、とってもアメリカ的だと思う。
ていうか、最初から人間の概念も教えておけよ。
この本、もともとは「のらくら日記」のお客さんのトシさんおすすめ本。トシさん元気かなぁ。
文中に「オートキャブ」っていう乗り物が出てくるのだが、これって最近のモーターショウで似たようなのを展示してたような。そうそう、トヨタのPM。縦にはつながらないけど。
ところで日本語訳、時代もあるかと思うけど、あまりうまいとは思えないな。
「優秀な空気ブレーキをもっていてよかったな」はないでしょう。
「地方のネットワーク」もちょっと違うでしょう…
Posted by HIMEMARU : July 1, 2004 09:42 PM