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January 05, 2006
ダ・ヴィンチ・コード(上・下)
ダン・ブラウン 著 越前敏弥 訳 角川書店(2004)
A社のSト氏が貸してくれたのをようやく読む。
ええっと、まずサスペンス小説であったことにびっくり。 いろいろな資料をもとに、モナリザに隠された謎を読み解く!みたいなノンフィクション物かと思っていた。
で、上巻の雰囲気たっぷりの導入や展開はとても面白く、キリスト教にまつわる知らないことも多く、大変興味深かった。
一方後半はちょっとなー。最大のテーマである聖杯の正体はまぁ置くとしても、真犯人の行動や、孫娘が祖父に抱いていた違和感がすんなり解消されたりするのが、どうも納得いきません。ラストで明かされる事実も、まるでワイド劇場のような展開ではないか!さらに付け加えれば、最近作られた映画のシーンを根拠に語られるのはいかがなものかと。
でもまぁ熱中してあっという間に読めてしまった面白い本ではありました。
Posted by HIMEMARU : January 5, 2006 06:43 PM